政治について
今の若者を4つの層に大別してみた。
①政治に興味、関心があり、積極的に関わろうとする層。
②周囲に言われるから投票だけは行こうとしている層。
③政治に絶望し、投票しても意味がないから行かないと考える層。
④政治に関心がなく、投票どころか政党の名前すら知らない層。
この四つにほぼ絞られると私は見ている。
この間のNHKの18歳からの招待状という18歳選挙権に向けた政治討論番組と、そのハッシュタグを付けたツイートを見ていて分かった問題点が二つある。
一つ、若者に受動的、指示待ち族な人間が多すぎる。
一つ、政治家がやろうとしているのは、「①〜④の層を分けず、いかにして一律のアプローチで若者全体を選挙に引っ張ってくるか」ということ。
この二つだ。
ツイートで多かったのが、「出演している若者があまりに受け身な発言をしている」という怒りの声だった。「こんなのを若者の代表にするな」という声もあった。まぁ、藤田ニコルをゆとり世代の代表にした時もこんな感じだったから仕方がないが、あまりに情けない発言が多くて同じ若者として苛立ちを覚えたのも確かだ。
特に、出演者の「投票所も知らないし・・・。」という発言には呆れかえった。
どこまで指示待ちのお子ちゃまなのか。
ママに教えてもらわないとそんなことすら調べられないというのか。
ふざけるな。私達が皆あなたのようにお子ちゃまなのではないと、そう言いたくて仕方が無かった。
そしてもう一つ。①や②の層をいかにして取り込み、「政治は変えられる!政治は楽しい!」と感じられるようにするかというのが先決なのに、どうも全ての層をごっちゃにして「いかにして引っ張ってくるか」に焦点を置いているように見えて仕方がない。
まずは、周囲から「意識高い系」というレッテルを貼られて萎縮している①の層をいかに活躍させ、楽しませるかだ。
そうすると、彼らは②や③の層を誘い始める。
この流れさえ出来れば、投票率も上昇してくるだろう。
そのための方策は幾つかある。
①被選挙年齢の引き下げ
18歳とは言わないが、衆参両院で20歳以上に引き下げるべきだ。今の年齢制限は高すぎる。立候補者が自分たちの年齢に近いことで、若い層の興味や関心も出るだろう。
②ラップなど、政治と若者文化の融合
エンターテイメント性を強めれば良い。入り口として。「楽しい」と思えれば、どんな人間でも、自主的に参加するようになる。
③投票日は投票所周囲に屋台を出してお祭り感を出す
オーストリアなどはこうしている。やはり、「足を運びたくなる」ようにしなければダメだ。
日本の政治が変わるよう祈りつつ、いつか自分が変える事を誓いつつ、以上で終わる。